修理の手順につきまして

開梱作業

到着時の状態

修理品到着後、開梱作業に入ります。

開梱は、基本刃物は厳禁で行います。

到着時の状態


箱の中に付属品など落ちてないか全部出して確認します。

梱包材もひとまとめにします。




製品の外観点検


ご依頼シートの内容確認を確認します。

全ての流れをチェックリストに従って行っていきます。

付属品などを1箇所にします。


修理品の外観確認と送って頂いたお客様のものを確認し1個所にします。

外観の点検から始めます。


ミシン本体の外観の点検からします。

チェックシートに従い申告内容の確認をします。



各押え足の点検をします。

付属品、備品の確認をします。

裁ち目かがり押えの確認をします。

裁ち目かがり縫いの模様でなく、他の模様を選んで裁ち目かがり縫いをしてしまいますと壊れてしまいます。


ボタンホール押えの点検。

付属品、備品の確認をします。②

ボタンホール押えの点検をします。

ボタンを挟むロック部分が壊れてますと通常は挟んだボタンの大きさに合わせて縫いますが、壊れますと最大の大きさになってしまいます。

※ボタンがなかったのでボビンを挟みました。



ボタンホール押え作動点検。

付属品、備品の確認をします。③

ボタンホール押え作動の点検をします。

作動部分の動きが悪くなると縫い目の長さが細かくなります。


修理品の診断

特殊な縫いの試縫いもします。

ご申告部分の診断はもちろん、申告外の診断も行います。

診断には、時間をかけます。


左の写真は、「自動でカーブを縫えるミシン」です。

試縫いの診断


主に確認内容は縫い目(糸調子 ヒッチ目 目飛びなど)、返し縫、糸切り、音、布送り、横送りなどの確認をします。

縫いのサンプル

「こんな感じになってしまいます。」のサンプルを一緒に送って頂けたら分かりやすいです。

ボタンホールスイッチ

ボタンホールも押え足の作動、切り替えスイッチ、左右縫い目の長さなどの確認をします。

青いレバースイッチ
青いレバーエラー

部品供給期限切れですが、「青いレバー」の故障も修理できます。

スピードツマミ破損
部品加工作成

同じく修理不能の部分になりますが、「スピードツマミ」の故障も修理できます。

モーターリブ破損
モーターリブ修復修理

同じく修理不能の部分になりますが、「モーターリブ」の故障も修理できます。

ユニット軸破損
ユニット軸修復修理

同じく修理不能の部分になりますが、「針棒ユニット軸」の故障も修理できます。

押えスイッチ不良
押えスイッチ交換

同じく修理不能の部分になりますが、「押えレバー」の故障も修理できます。

液晶画面点灯
液晶構成部品修理

同じく修理不能の部分になりますが、「液晶画面」の故障も修理できます。

プーリー破損
プーリー修理

同じく修理不能の部分になりますが、「プーリー」の故障も修理できます。

モーター不具合
モーター修理

同じく修理不能の部分になりますが、「モーター」の故障も修理できます。

FC不具合
FC修理

同じく修理不能の部分になりますが、「フットコントローラー」の故障も修理できます。

※コントローラーのみの修理は行ってません。

ミシン修理かメンテナンスとセットになります。

刺繍枠の検知
刺繍枠検知修理

同じく修理不能の部分になりますが、「刺繍枠検知」の故障も修理できます。

刺繍枠の検知
刺繍枠検知修理

同じく修理不能の部分になりますが、「刺繍枠検知基板」の故障も修理できます。

画面映らない
部品交換後

こちらの画面も部品供給期限切れですが、修理可能です。

部品作成から入ります。

ZZ3-B877 ラピス
ZZ3-B897 ミモレL
ZZ3-B899 サマンサL

画面映らない
修理後

同じくこちらの画面も部品供給期限切れです。
電源が入らない症状も可能になってきてます。

ZZ3-B894       ZZ3-B896
MiMoLLET       SAMANSA
ミモレ            サマンサ


画面縦スジ
修理後

同じくこちらの画面も部品供給期限切れです。
こちらは修理習得中です。
修理の詳細👈

 機種    製品名
ZZ3-B140    P-5000
EM141         FM-4000
EM142         K-5000
EM143         P-5500


修理の詳細👈

内部の診断


ミシン内部の診断に入ります。

部品の破損、作動、糸絡み、軸のガタ、摩耗、劣化などなど細かく診断します。

内部の診断②

機種によっては、作動が良くても必ず分解、清掃、注油を行う部分があります。

内部の診断③

フットコントローラーの動きなど悪い場合は、フットコントローラーの修理を行います。

※コントローラーのみの修理は行ってません。

内部の診断③

回転ムラ、接触なども、フットコントローラーの修理を行います。

※コントローラーのみの修理は行ってません。

コードの戻り

電源コードの戻りなど悪いときには、こんなこともする事があります。

(危険ですので分解しないでください。)

内部の診断④

刺繍機型ミシンは、刺繍の診断も行います。

特にこちらのタイプはフラットケーブルが悪くなる事があります。
(メラメラメラって音が聞こえてきたら修理必要になります。)

内部の診断⑤

細かい板バネの部品ですが、
縫いの調子を上げるのに重要な部品になります。

バネの作動、変形、位置、摩耗、キズなどを点検します。

こちらも縫いの調子には重要な部品になります。

分解清掃
コーティング
グリスUPなどを
行います。

ミシン内部、外部の集塵作業

ミシン内部のホコリを払います

ミシン内部のホコリを集塵機で取り除きます。

ミシン内部のホコリを払います

糸のホコリ、生地のホコリなどがミシン内部に蓄積されてしまします。

ミシンの外側のカバー類、補助テーブル内も同時に払います。

ホコリを払う前になります。

ホコリを払う前になります。

ミシン内部には、糸や生地などのホコリが蓄積されていきます。
そのホコリが原因で故障するこも御座います。

ホコリを払った後になります。

ホコリを払った後になります。

集塵機でホコリを吸いながらエアーで払っていきます。

ミシン各内部、各外部カバー、補助テーブル内(収納スペース)、ホコリがあるところは全部払います。


カバー類のホコリを払います

キャスター付きの台車で集塵機まで運び清掃作業を行います。

特にロックミシンは埃の量が多いです。

カバーの裏表の埃も清掃します。

職業用ミシン
ロックミシン

マスクを二重にして清掃に挑みます。

各部点検

ミシン内部の点検をします。

ミシン内部の糸絡み、ガタつき、摩耗、作動など確認します。

修理作業

修理作業中

修理作業を行います。

その機種に多い不具合など無条件で分解し点検を行う部分もあります。

修理作業②

自動糸切り装置の分解調整

申告内容以外の修理をします。

こちらの行程でミシン全体の調子が変わります。

縫いに重要な部品

少しでも違和感があるときは、必ず不具合の原因が見つかります。

ミシンと会話しながら修理していきます。

あれ??話さなくなった…、
あっ!修理完了です。

ご使用の頻度が多い方のミシンは点検する箇所がより多くなります。

ご使用の頻度が多い方のミシンは点検する箇所がより多くなります。②

他の修理作業

回転部品にガタがある場合、ホコリや糸絡みが原因している場合もあります。

分解、清掃、注油やグリスアップします。

他の不具合修理

各スイッチの点検

製造から10年ぐらい経過したミシンのスイッチには、電子クリーナーで各スイッチの清掃をします。

ブラザー穴かがり器 修理 B-6 TA用

試縫いの診断

ボタンホール専用器の修理も行います。
¥4,000(税抜き)+往復送料

ミシン本体のメンテナンス作業と一緒にでも可能です。


【販売用】
ボタン穴かがり器B-6(TA用)
X80352-101
販売もしております。
小売7、600円(税抜き)

注油作業

布送り機構の注油作業中

各回転部品、作動部分へ注油、グリスアップを行います。

内部点検

各カバーの取り付けをします。


外観のカバー類の取り付けをします。

最初の診断で縫える状態でないミシンは、ここで試縫いを行います。

最終調整前の確認

押えホルダーネジ、針などの確認


針の確認、糸切り刃の確認、押え足高さネジの確認など

糸巻きの確認、診断でも回転の確認はしますが、ここでは実際に巻いて確認します。

最終調整

糸調子などの調整もします。


糸調子の調整、模様縫い調整、ボタンホールの調整などを行います。

ここからまた修理業務へ戻ります。

修理完了後、見本縫いをつくります。

外観清掃

外観清掃をします。


外観の清掃をします。

ロックミシン、職業用ミシンなどは、組ながらカバー類の清掃をします。

梱包テープを動く部分に貼り固定します。

梱包前

梱包の準備をします。


ミシンを袋で覆い梱包の準備をします。

フットコントローラー、電源コード類もひとまとめにして懐の部分へエアーキャップを敷いてテープで固定します。

修理明細報告書作成

修理レポート


修理内容をレポートで報告させて頂きます。
申告に対しての修理内容

申告外に対しての修理内容

今後のご使用のご注意点などをまとめた書類を作成します。

作業後

作業台の清掃後。


忘れ物の確認、作業台の清掃、工具も定位置に戻してから次のミシン修理に入ります。

足踏みミシン


お客様負担の送料になってしまいますが、「足踏みミシン」の修理も受付致しますので、宜しくお願い致します。

保証について


修理後お手元に届いてから3ヵ月間修理保証しております。

「保証外になる場合」
・申告外の不具合
・使い方による不具合
・部品がない場合

修理後、皆様のソーイングライフが以前より楽しくなり色々な作品作りの手助けになって頂けたらと心より願っております。

宅配修理について

販売店様、手芸店様ご利用ください
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